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ピアノが思うように弾けなくてイライラします。できない原因は?改善のための5つのステップ


「何回もくり返し練習しているのに思うようにピアノ弾けなくてイライラしてきます」

「どうしてもうまく弾けなくてだんだんパニックになってきます」

 

ピアノに対しての悩みごと、ダントツ多いのが「思うように弾けない」

 

とってもよくわかります!!

 

私自身もピアノはじめて約45年になりますが、数え切れないくらい経験してきています。

 

だからみなさんが思うようにピアノが弾けずにイラつく気持ちは自分ごとのようによくわかります。

 

でもですね・・・

 

こんなこと書くと解決になってないじゃないですか、って思われるかもしれないですが、あえて書かせて下さいね

 

どんなに思い入れのある曲でも、好きな曲だろうと、思うように弾けない壁に必ずぶつかります。

 

これは断言できます。順調そのものというのはまれと思った方がいいです。

 

だからこんな症状はあるのはごくごく当たり前のこと。

 

少し肩の力、抜けました??

 

くれぐれも才能がないから、センスがないから、ではないですよ!

 

個人差があるだけです

両手で弾くのが苦手なのはセンスがないからではありません!


「ピアノ両手で弾くとなると手が吊られてしまって・・」

「何回やってもうまくいきません、私ってセンスがないから??」

 

もう1度書きますがセンスは関係ありません!

 

できないのにはちゃんとした理由があります。それを知ることが弾けない悩み解決の第1歩です。

 

理由もわからないのになんとなく回数だけこなす、それは練習じゃなく、ただの指動かし

 

まずは弾けない原因、理由を探りましょう

 

弾けないのにはワケがある!まずは原因を探りましょう


ピアノが両手でうまく弾けない原因はいろいろありますが、大きく分けるとだいたいこの5つに分類されます

 

①使う音そのものがわかっていない

②リズムがわかっていない

③指の使い方が適切でない

④姿勢が整っていない

⑤ポジション取りに無理がある

 

まずは両手で弾けることの絶対条件①と②がわかっていなければピアノで曲は弾けません。

 

音の情報(ドレミ)とリズムがわかればとりあえず曲は弾けます。

 

家の土台と柱を立てるような感覚です。

 

指の使い方や強弱、速さ、雰囲気作りはあとづけでやっていけばいいんです。

 

1番のねっこの部分から確認していきましょう

 

①使う音そのものがわかっていない


どの音を使えば目当ての曲が弾けるか、使う音がわかっているか、楽譜を見ないでスラッと言えますか?

 

もちろん練習し始めは楽譜に目一杯たよってガン見する、最初はそれでもOKです。

 

でも弾くことに少し余裕が出てきた、慣れてきたらだんだんと自分感覚に落とし込むように。

 

ようは頭で覚えたことを身体で覚える、ということ

 

暗譜する??・・・そうではなくて、別に完ぺきに覚え込む必要はないです。

 

ある程度無意識の中で指が勝手に動くくらい、といった具合と言えばわかりますか?

 

具体的な例を挙げると、1フレーズごとに細かく区切って声に出して読んでみる、など。

 

この「声に出す」というのがポイント!

 

「弾く」という運動動作の前に頭の中にある情報を出す、アウトプットして確認しましょう

 

使う音がわかっているか、ある程度無意識の中で指が勝手に動ける状態まで持っていけるアウトプット力をつけることが先決です

 

②リズムがわかっていない


リズムはひとこと、聴いて感覚でつかむのが1番の早道です。

 

特にポップスピアノ、中でもJ-pop、アニソン系の曲は16分音符が当たり前のように使われています。

 

16分音符を楽譜上で、視覚でとらえて理解するには慣れと訓練が必要、そして時間がかかります。

 

誤解のないように書きますが、もちろん、音譜の概念はしっかり覚えた方がいいです。

 

ただ他の方法を使えばリズムを理解、つまり原曲と同じように再現するのは容易にできます。

 

それが聞いて覚える、つまり耳コピ

 

たいていの曲はYouTubeに演奏動画があがっています。しかも無料で使える、ありがたい時代ですよね。どんどん利用しましょう。

 

耳コピでは見慣れない、習ってない音譜があっても感覚的ながらもつかむことができます。

 

 

突き詰めたかったら写真のようにできない箇所をこのように切り取って練習するのもあり

 

同じタイミングで動く箇所を色ペンなどでチェックを入れ、机でもピアノのふたの上でもたたける場所を探してひたすら合わせる練習

 

右手だけのリズム練習→左手だけ→両手でタイミング合わせ。ようはタイミングを身体にしみこませる、ということ。

 

音の情報は譜面上で、リズムは感覚的に、上手にミックスして覚える、これが両手苦手克服の方法の大事なカギになります。

 

③指の使い方が適切でない


根っこの部分がわかってきたら次にチェックするのが指の使い方。

 

ピアノは頭に入れた「音の情報」を「弾く」という運動動作に変換することで弾けるようになります。

 

身体で覚えるためにはある程度の運動動作の規則性を決める必要があります。

 

それが指の使い方、つまり指づかいだと思って下さい。

 

数をやっているのに弾けないタイプの方はここが突き詰められてないケースがよく見られます。

 

またはどうやったらいいのか、わからないままうやむやにしてしまっているといったことも少なくないです。

 

ちゃんと指の使い方を意識してますか?ぜひチェックしてみて下さいね。

 

「指づかいってどう決めたらいいのかわかりません」

「楽譜に書いてある指づかいだとなんだかやりにくくて・・・でもどうしたらいいのかわからない」

 

こういう声も少なくないです。そこでざっくりですが指づかいの決め方のコツをご紹介します。

 

まずはとりあえず楽譜に書かれている指づかいの番号を使って弾いてみましょう。

 

ただし100%正解ではありません

 

その理由は手の大きさ、指の長さ、太さには個人差があるからです。使い方の好みもありますしね。

 

あくまで参考程度にということでとどめておきましょう。

 

 

ただポップスピアノの曲の楽譜は指づかいが書かれていないのがけっこう多いです。

 

特に難易度が上がれば上がるほど書いてないことがほとんど。

 

そんな時の対処方、まずフレーズごとにくくってみましょう。

 

フレーズとは1つの文章みたいなもの、J-popなど歌詞のついてる曲では歌詞を読んでみて下さい。

 

ひと呼吸つくところがあるでしょう、そこまでが1フレーズです。

 

この1フレーズの間をきれいに弾ききるにはどうしたらいいのか、その手法つまり指づかいを考えてみて下さい。

 

弾きながら、あーでもない、こーでもない、試行錯誤をくり返しながら

 

そして決めたらなら必ず楽譜に書きこむか、メモ書きに残しましょう。

 

せっかくその場で解決しても、忘れてしまったら思い出す時間、もったいないですよね。

 

それでもいい案が浮かばない、わからない・・さあ、困った、どうしよう・・・

 

こんな時は専門家、つまりピアノ講師に任せて相談するのが一番早いです。

 

ある程度経験を重ねていけば指づかいのパターンみたいなものが見えてきます。やっぱりこれも練習、慣れです。

 

そんな感覚があった時は自分のネタとして取り込みましょう。←これ、とっても大事!

④姿勢が整っていない


姿勢が影響する場合もあります。足を組んでいたりしませんか?ダメですよ!!

 

組むこと自体で余計な力を使ってしまうからです。かかとが床につく人はしっかり床につけましょう。

 

140㎝以上の身長だったら余裕でかかとがつくはずです

 

特に強い音、カッコいい系の音が欲しいとき、踏んばりきかせないと目当ての音がでません。

 

姿勢は大事です。

 

姿勢についてはこちらで詳しく解説しています

 ↓↓↓

思うように弾けない、もしかしてその姿勢まちがっていませんか?

 

⑤ポジション取りに無理がある


ピアノを習い始めの時、手の構え方についてこうアドバイスされたことありませんか??

 

「たまごが入るくらいに隙間をあけて、軽くかまえる」

 

まちがいではないです。ただこれは基本中の基本のもの。ずっとこのままで、ということでありません。

 

つまり基本があれば応用があるということです。

 

基本の姿勢では逆に弾きづらくなる場合もあったりします。みなさんなりに応用をすることが大事です

 

たとえば手が小さい方の場合(私もそうですが)オクターブ奏方の時に指を立てたままで、絶対にムリです。

 

私はオクターブ奏法をする時は指を目一杯伸ばした状態、前に押し込むようなイメージで弾いています。

 

じゃないと目当ての音に指がとどかない、弾けませんから。

 

基本の姿勢、ポジションは時にはあだとなる場合もある、ということをちょっと頭のかたすみに置いておいて下さい

 

特に大人の方、特に40代以上の方には「たまごが入るような隙間あけて・・」こんな思い込みが多く見られます。

 

基本があれば応用もあるということを認識しておくことがポイントです

 

具体的な応用のやり方は手の大きさ、指の長さで左右されます。ここも専門科にアドバイスを仰ぐのが1番近道です。

 

あとは身につくまで実践、実践、また実践!つまり練習です


原因と対処方がわかればあとは実践、実践、また実践!つまり練習です。

 

ピアノ講師はできるまでのアドバイス提示や応援はいくらでもできます。

 

ですが実際にできるかどうかはみなさん自身の課題に対するとらえ方、練習の取り組み次第

 

冷たい言い方になりますが、結局はやるかやらないかです。

 

解決方法がわかったらとにかく粘り強くやりましょう

 

苦労した分いざできた時、弾けたときのよろこびは格別ですよ

 

どうしても調子が出ない、やってもやってもできないドツボにハマる・・こんな時はスッパリ練習をやめましょう、あきらめましょう。

 

頭に血が上った状態では改善はムリです

 

少し冷却期間をおいて再度挑戦、あら弾けちゃった!なんてことざらにありますから

 

まとめ


①使う音そのものがわかっていない → まずは声に出して確認する

②リズムがわかっていない → なんども聞いて確認、感覚としてとらえる

③指の使い方が適切でない → まずは書かれてある使い方を参考に。わからない、やりにくい場合は専門科にアドバイスを仰ぐ

④姿勢が整っていない → かかとを床につく。足を組まない。猫背にならない

⑤ポジション取りに無理がある → 基本があれば応用があるということを認識する。詳しくは専門科にアドバイスを仰ぐ

 

あとは実践、実践、また実践!!つまり練習あるのみ

 

ピアノは独学で覚えるのがむずかしい楽器と言われています。

 

指の使い方や姿勢、ポジション取りなど身体で覚える、いわゆる運動動作を自身で分析、検証するやり方がわからずにつまづく

 

それが独学で覚えることへのハードルの高さだと私は考えています。

 

どうしても弾けない、解決方法がわからない場合はぜひ気軽にご相談下さい。

 

私と一緒にあなたなりにできることで楽しく1曲マスターしていきましょう

 


 

 

山田 千春(ちーぼー先生)

 

静岡県裾野市にて好きな1曲レッスン専門ピアノ教室「ハルポピュラー音楽教室」主宰。ピアノ講師歴30年、ライブ、セッション出演回数200回以上。6回のレッスンで好きな1曲が弾けた、楽譜が苦手でもピアノが弾けた!裾野市で唯一のピアノ教室と好評をいただいています。

 

黒いハットがトレードマーク、スーパー戦隊&仮面ライダーが大好き