どんなに好きな曲をやろうが必ずというほどうまく弾けない箇所は出てきます。
モヤモヤ、イライラ、早くどうにかしたいのに~わかります!でもまずは冷静になりましょう
できないのには必ず原因があります。それを探り出すことが先決です
原因さえわかっていればあとは練習するだけですから
対処方についてはこちらのブログで詳しく解説していますので参考にされて下さい
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ピアノが思うように弾けなくてイライラします。できない原因は?改善のための5つのステップ
でも、ここで気をつけて欲しいことがあります。
今、弾いている曲をどんな風に弾きたいか、明確なイメージを持っていますか?
ちゃんと弾く=1音のミスなく弾けることになっていませんか?
もちろん、ミスなく弾けることは大切なことであり、目指ずべきところでもあります。
でも、そこばかりが音楽ではないということを言いたいわけです。
曲にはさまざまな雰囲気があります。
明るい、楽しい、さみしそう、悲しく、しんみりと、重々しく、荘厳になど
料理でいったら味つけのようなものですよね。
味がよくわからない料理はおいしくないでしょう。それと同じ
曲にもちゃんと味をつけてあげる、つまりどう弾きたいのか、どんな雰囲気を出したいのか、考えた上でミスなく弾けること
雰囲気がしっかりあってこそのピアノで曲を弾けることの醍醐味、楽しさ、ここってすごく大事じゃないですか
雰囲気作りの練習時にはあえて音のミスに目をつぶる
目当ての音が弾けないもどかしさはよくわかります。
でも雰囲気作りの時はあえてそこは目をつぶることも大切。
マジメな生徒さんほど音のミスが気になってここをおろそかにしがちになるのですが、私はあえてそこを厳しく指摘します。
表情のない音楽は味のない料理と同じ、おいしく食べたかったらおいしさを出す工夫をする
あ、先ほども書きましたよね
ミスなく弾ける+雰囲気を醸し出す、バランスがとれればそれでよし!
ピアノの練習は必ず狙い、目標をもって挑みましょう。
たとえばミスなく弾けることを目指すなら、多少速さや強弱がうまくいかなくてもそこはしかたなしと半分捨てる
ここはわりと多くの人ができるところなんですが・・
速さを整える(カッコいい系のポップス曲なら一定の速さキープで弾けることがマスト!)強弱をつける、抑揚をつけることを目指すなら、多少音のミスがあっても雰囲気最優先で目標としているフレーズまで弾ききる
ミスがあると気になるものですが、勇気をもって先にすすむのがポイント
言い方を変えるなら、音楽のうしろに流れれいる拍(一定の速さで刻んでいる時間の流れ)からはずれないで目指すフレーズを弾ききる
(ん~コトバにするとむずかしいですね)
それでもどうしてもうまく弾けないなら、多少のことと思って目をつぶってしまいましょう
ピアノは音の○×クイズではありません。表情、雰囲気を伴ってピアノで曲を再現すること。
そこが醍醐味だと思うのですが、どうでしょう?
ミスなく弾ける+雰囲気を醸し出す、バランスが取れればそれでよし!
しっかり頭の中に曲の雰囲気を、イメージを作ってあわせてミスなく弾ける
両方のバランスをうまく取りながら曲を作り上げていくことが大切
料理だって材料の切り方が多少雑でも味がおいしければ充分カバーできますよね?
完ぺきよりも多少粗があっても雰囲気よく弾けた方が魅力的
そんな音楽、ピアノを弾くという姿勢、スタンスでもいいんじゃないかと思うわけです。
個人的な主観が多めでしたが、ひとりのピアノ講師としての意見として参考になればさいわいです。
山田 千春(ちーぼー先生)
静岡県裾野市にて好きな1曲レッスン専門ピアノ教室「ハルポピュラー音楽教室」主宰。ピアノ講師歴30年、ライブ、セッション出演回数200回以上。ポップス、ポピュラーピアノ指導が得意。楽譜が全く読めない初心者でも6回のレッスンで好きな1曲が弾けた、他のピアノ教室にはない魅力があると好評をいただいています。
黒いハットがトレードマーク、スーパー戦隊&仮面ライダーが大好き
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