【楽譜制作】母への手紙　リチャードクレーダーマン　ピアノソロ初・中級用　8度のアルペジオ奏法１パターンで制作しました

60代大人の生徒さんからの依頼で「母への手紙」（リチャード・クレーダーマン）アレンジ譜面を制作しました。

「いよいよあこがれの曲に挑戦できることになってドキドキです」

念願かなっての挑戦に本当にうれしそうです。

リチャード・クレーダーマンの曲の特徴は左手の10度のアルペジオといわれる奏法です

アルペジオ奏法というのはコード音１音１音ばらしてつなぎ合わせる方法

10度というのは鍵盤10個分のひらき具合のこと

1オクターブ以上の広い音域を使うため弾き方がややむずかしいです

今回のアレンジにあたっての生徒さんからいただいた要望

●できるだけオリジナルの雰囲気に近い形で演奏したい

●苦手なペダルこの際挑戦してみたい

●市販の楽譜だとむずかしい、やさしすぎるなど、しっくりくるのがない

１番強い要望としては

せっかく挑戦するのだからできるだけオリジナルに近い雰囲気で弾きたい

コードの基本形範囲内、狭い音域での左手の伴奏方法は慣れていらっしゃる

けれど広めの音域での左手伴奏は経験なし、ということを踏まえて

●いきなり未経験の10度のアルペジオ奏法はきびしい

●コード基本形範囲内では聞こえ方が単純すぎる

●最後の転調箇所はなし、1コーラスのみの尺で　など

8度のアルペジオ奏法1パターン、おまけ的なフィルインは最小限におさえて、書きあげました

譜面がほぼ読めない、コードも知らない状態でのご入会

最初はコードってなんですか～（汗）状態、メロディーとコードだけの1段譜面にも悪戦苦闘

読譜はキライじゃないけど、できれば耳コピですませたい・・けどそれではいつかは覚えるのに限界がくる

気づいた時から譜面読みにも積極的に挑戦するように

とにかくコツコツ努力を惜しまない、熱心な方です

「いよいよあこがれの曲にやれることになってドキドキしています」

入会当初からいつかは！とあたためていた曲、ようやくここまできましたね！

初めての奏法の取得にはどうしても時間がかかります。

特に今回は今までより難易度が上がっています。

思うように弾けないモヤモヤ期間がいつもより長くなるかもしれませんね。

でもどんな憧れの曲だろうが、好きな曲だとしても、思うように弾けない停滞期は必ずあります、きます（断言！）

ある時になんでもなかったようにす～っと弾けるようになる時が訪れる、ぜひそれを楽しみに！

８度のアルペジオ奏法はほかのリチャード・クレーダーマンの曲はもとより、バラード系の曲、インスト系の曲でよくつかわれる奏法

早く体得してほかの曲でもどんどん使いまわせるようになりましょう

この度はオリジナル楽譜制作依頼いただきありがとうございました！

※オリジナル譜面制作はレッスン料金とは別に有料オプションメニューで承っているものです