ピアノで指を早く動かせるようになりたいです、どの教本を使ったらいいでしょう?
とても多く寄せられる声です。かくいう私もそのひとりです
なんであんなに指が回るのか、速く弾けるのか、うまい演奏を見てはため息つくこともしばしば
まず最初にお伝えしたいのは急に指が速く正確に動かせるようにはならないということ
急にホームランが打てるようになる、勉強だっていきなり高得点取れるってことはないでしょう
このことをまずは踏まえたうえでどの教本を使ったら?という話をしていきたいと思います。
ハノンがおすすめな理由
私がおすすめしている教材はハノンです。
今はこんなに数多くのハノンを呼ばれる教本が
ちなみにハノンというのは(一番左側の教本)教本を書いた人の名前。いつのまにか基礎練習の総称みたいになってますね
ハノンをおすすめするのは以下の理由からです
1 すぐに覚えられる
2 右手、左手いっぺんに鍛えられる
3 応用がきく(リズムを変化させる、キー(調性)をチェンジする)
4 短期間で効果が出る
1 すぐに覚えられる
ハノンはパッとページを開くと16分音符ぎっしり
音数の多さにプレッシャー・・・(汗)正直ビジュアル的にはかなりのプレッシャーを感じると思います。
ただ、中身をよ~く見てみてください。音の並びがある規則や型にのっとって書かれてあるのがほとんど
つまり音列のしくみ、しかけさえ理解できれば楽譜をそうガン見する必要はない、ってこと。
特に楽譜に苦手意識がある人にとっては助かりますよね
2 右手、左手いっぺんに鍛えられる
ハノンはほとんどの曲がユニゾン奏法
ユニゾン奏法とは同じ高さ、または同じ名前の音でオクターブ違いの高さを弾くことをいいますが、これも覚えやすいですよね
曲となるとどうしても右手がメロディーを担う分そちらに力量をとられがち
左手強化のために書かれた曲もありますが、そう数は多くない
ハノンならユニゾン奏法で右手、左手をいっぺんに鍛えることができる。なかなかにお得感ありだと思いませんか
3 応用がきく
ハノンは基本♯、♭調号なしのハ長調で書かれてます(スケール練習は除く)
ただ書かれてある通りに弾いて終わり、ではなく他のキー(調性)に移調して練習するとさらに効果あり。
黒鍵を使う分、ハ長調で弾いた時以上に指に負荷をかけられます。調性の体感にもなって一石二鳥!です。
4 短期間で効果がでる
毎日継続的に練習すれば比較的短期間で効果が出ます。
私は小学3、4年生くらいから先生からハノンをすすめられ、やり始めたもののとにかくつまんなくて、つまんなくて・・・
先生から合格のしるしをもらったらはい、さよなら~
でも大学時代のある時、実技試験対策でどうにか速く、動きやすい指がほしい、本気度上げて練習したところ
1週間くらいで効果を感じるようになりました。まあ、毎日時間をかけて練習したというのもありますが
ハノンのデメリット
いいことづくしのように見えますがこんなデメリットも。
1 地味でつまらない
2 即効性はない
とにかく地味でおもしろくない!
基礎練習はそういうものだからしかたないと割り切るしかないですが、ただ練習へのテンションが上げにくいというのはあるでしょう
もうひとつ、即効性はない
先ほど比較的短時間で効果が上がると書きましたが、これは目的意識をもって毎日継続をした場合
なんとな~くの練習では当然効果が上がらないです。
まとめ
どんな教材を使おうがメリット、デメリット両面あります。
合う、合わないというのもありますしね。
ただ、私が今までやってきた、使ってきた教本の中では1番よかったかなという実感があります。
指を早く動かせるようになりたい!なら
右手、左手同時に鍛えられる、比較的短期間で効果がでる、という点でハノンをおすすめします
最後になりますが、コードも併せて覚えられる、ポップス、ポピュラーの奏法も学べるあきないハノンもおすすめですよ
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