多少ピアノ経験がある方だと楽譜さえあればなんとかバンドでもやっていけるだろうと思っている方、多いと思います
でも、現実は全くというほど違う、バンドでピアノ、キーボード演奏するとなると、いろいろと勝手が違うことが出てきます
なんでほかのメンバーは楽譜なしで弾ける?コード譜面だけで弾ける?
私はいったいなにをどうやったらいいの?
今回はそんな疑問について私が実際に経験してきたことを元に解説と。
そしてなにをどう覚えて、どんな練習をしていけばいいのか書いていきたいと思います
ギター、ベース奏者はこうやって演奏している
本題にふれる前にほかのバンドメンバーがどのように演奏しているか、について少し書かせてくださいね
ギターやベースの方はまず楽譜に書かれた通りに演奏する、という概念を持っていません
なぜなら彼らはTAB譜というのを使って押さえ方のポジションで覚える。
つまりコードで覚えているんです。
コードをこう弾いたら、こんな雰囲気が出る、こんなサウンド効果がある、ということをやっているわけです。
に対してピアノは楽譜通りに演奏する、という習慣が色濃いですよね(もちろん、そうじゃないケースもありますが)
多くの方がこの習慣が染みついていることと思います。
私はまずこギャップにめちゃめちゃ苦しい思いをしました。過去にエレクトーンの経験でコードについて知識があったにもかかわらず
カルチャーショックみたいなものを感じると思うんです。
とにかく実践、実践、また実践!
私もバンドキーボード奏者として活動し始めて真っ先に悩んだのが「なにをどうやって弾いたらいい?」でした
かえってくる答えはだいたい「自由でいい」「好きにやればいいんだよ」「適当、適当!」
答えになってないよ~もう、これには本当に困りました・・・
最初はそれこそ適当ーーーでした。
とりあえずコードの基本形使って、とりあえず音出せばいいか
今、そのころの音源聞くと恥ずかしいくらいにめちゃくちゃなことやってますけど、だけどしかたなかったんですよね
それしか考えられなかったし。ただ同時になんとかしなきゃという気持ちになったのも事実
場数を踏んでいくうちにこうした方がいい、こうすればこんな効果があるだろう
試行錯誤の繰り返しでだんだんと手加減がわかるように。
活動を始めて半年ちょっと過ぎたあたりから「ちーぼーはやっとバンドのキーボード奏者っぽくなってきたね」
こういわれた時はホント涙出るくらいくれしかった、というのを覚えてます。
とにかく実践が第1だなと思ったわけです。
初心者さんはまずはこの2つを目指してみて!
バンドでの演奏ってこうしてみよう、ある程度の基準はあっても正解がないのが現状です
だからまず言いたいのは、恐れずに音を出してみましょう、ということです。
まずはすぐにできるこの2つを目指してみてください
コードの基本形を覚える、シンプルなリズム(型)を使う、これだけ
たとえばコード基本形+4つのばし とか4つ打ちとか
次にほかのコード楽器、ギターとの兼ね合いを注意すること
音域が重なるようなら奏法を変える、音域をずらしてみるなど
オリジナルの音源を聞けばなんとなく答えは出てくる
不安ならほかのメンバーに意見を求めてもいいでしょう
私のおすすめは録音です、自分の耳で聞くことで修正点が見えてくるはずです
やっていくうちに物足りない、もう少しなんとかしたいとなるでしょう
その時にはコードの展開形を覚える、リズムパターンを増やすなどしていけばいいんです
アレンジは言葉を覚えるような感覚で
バンドでの演奏、アレンジはたとえるなら言葉を覚えるようなものです
いきなり私たちは言葉を話せたわけではないでしょう
話してみて、体感として覚えて、そして使える言葉を増やしていっているでしょう
それと同じこと!
これという音を、こんな型(伴奏形)で鳴らしてみたら、どんな風に聞こえる?どんな雰囲気を演出できるか
キーボードの役割は主役ボーカルの引き立て役です
こちらのブログでキーボードの役割について書きました、読んでみてくださいね!
脇役としてどう主役を盛り立てるか、バンドのキーボード奏者としてのアレンジの目的はここ
役割りを踏まえたうえで、アレンジネタを増やしていけばだんだんと加減を覚えていきますよ
焦らず、できることでコツコツと
バンドメンバーだってあなたのことをちゃんと踏まえたうえで一緒に演奏しててくれるはず
だからまずはできることからひとつずつ積み上げていってくださいね
それでもわからない、不安に思うことがあったら体験レッスンにてまずはお気軽にご相談ください
ハルポピュラー音楽教室の体験レッスンは「これからなにが必要で、どんなことを学んでいくのか」を知っていただくこと目的としています
私、山田千春というピアノ講師、教室の雰囲気もあわせて体感してみてください
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ポピュラーピアノ講師 山田 千春(ちーぼー先生)
静岡県裾野市にて「ハルポピュラー音楽教室」主宰。ピアノ講師歴30年以上、ライブ、セッション200回以上の経験から培った知識とノウハウをもとにピアノで叶えたい憧れ、希望を実現に向けてのお手伝い、好きな1曲マスター、コード弾き、弾き語り、アレンジ指導が得意。楽譜が全く読めない初心者でも6回のレッスンで1曲マスターさせるなど他のピアノ教室にはないフレキシブなレッスンが魅力があると好評をいただいています。
黒いハットがトレードマーク、スーパー戦隊&仮面ライダーが大好き
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宮崎桃歌 (日曜日, 19 11月 2023 07:32)
大学でキーボードを選考いています
ボーカルからキーボードに変わったばかりでバンドで演奏するときリズムが早いと言われ自信がなくなってしまいました
合わせ方を教えてください
ちなみに今やっているのはジョン・レノンのハッピークリスマスです
山田千春 (月曜日, 20 11月 2023 15:54)
宮崎さま
コメントありがとうございます。
詳しい現状がわからないのできわめてオーソドックスな解決方法をお伝えしたいと思います
①まずは演奏を録音して聞いてみてください。現状を把握することが目的です。指摘されていることの意味が分かると思います。ご自身の演奏を聞くのははずかしいと思うかもしれないですが現状知らずに改善はありえません。
②どこがどう悪いのか、改善すべき箇所をピックアップする。テクニック的に足りないなら技術を磨く、というのも
③メトロノームにあわせてひたすら速さの修正をはかる、バンドでの演奏は必ずリズム隊、ドラムがいます、その代わりになるのがメトロノーム。もしキーボードをお持ちなら似たようなリズムを探してそれに合わせて練習するのもありだと思います。私はバンドでの演奏時はこの音をこのタイミングでこれくらいの長さ、ニュアンスで入れる、くらいまで細かく設計します。
ざっとになりますがご参考になればさいわいです